運動不足について

 
運動不足も冷え性の原因となります。むしろ、この運動不足が冷え性となる原因の中でいちばん多いものだと思われます。運動不足、すなわち体を動かす時間が少なくなると、体内の血流が悪くなります。そのことによって体が冷えやすくなり、冷え性になるのです。運動をすると体温が上がり、体が温まります。これは運動によって体の各部分が酸素を必要とするため、心臓がより激しく鼓動して血液を体内に循環させ、酸素を運ぶ役割をはたしているのです。そのため運動をすると血行が促進され、体が温まり、冷え性になりにくい、といったことになります。逆に運動をする機会や時間が少ないと、血行が悪くなるために手の先や足のつま先あたりから冷えを感じることになります。

また、運動をすることによって筋肉が増えますが、その筋肉は動かされることで体内に熱を作ります。運動不足になると筋肉が衰えてしまいますので、熱を作る機能が低下して、これも体を冷やす原因となるのです。

では運動不足を解消するために、何か運動をと考えた場合、どんな運動をすればいいのでしょうか。運動といってもスポーツと同義語だと考える必要はありません。たとえば「歩くこと」も立派な運動だといえます。最近は「ウォーキング」とよばれることも多いようですが、これなら日常生活の中で無理なくできる運動だと思われます。移動中にエレベーターを使わずに階段を使う、ひと駅分くらいの距離であれば歩く、この程度なら「運動をしよう」と特別な意識をしなくてもできると思います。スポーツウェアに着替えることも必要ありません。また、自宅の近所をなにげなく散歩する程度でも運動になります。これも普段着のままで着替えずにできる運動です。

このような気軽にできる運動を毎日続けることで血行が促進され、冷え性になりにくい体質ができたり、現在冷え性の自覚がある方はそれがかなり改善されることになるのではないかと思われます。まずは無理のないところから少しずつ運動量を増やしていきましょう。
 

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